この前出掛けた居酒屋で。
暑気払いだとかなんとか言って、しばしビールを飲んだ後、友人が手洗いに席を立った。
一人になった花咲ジジイはあたりを観察していた。
人間ウォッチングなどは本当に興味深くてアッという間に時間が過ぎる。
時折、あまりに見過ぎてしまって 「何か?」と言わんばかりの視線を投げ返されてハッと我に返るなんてのはしょっちゅうである。
でもこのときは人間ウォッチングではなくて、店のインテリアウォッチングをしていたらば、自分の真横にあった仕切りに目がとまった。
格子のようなこの仕切りは竹でできていた。
いやぁ、気付かなかったなぁ。
竹は生長も早く、柔軟な一面があって加工が楽だったりする一方で、頑丈で耐久性があって建材としてもよく使われる。
他にも食器として使われたり、一輪挿しのように様々なカタチで我々の生活に欠かせないものになっている。
で、この格子。
竹をタテに割ったもので、竹そのものがタテの軸、そして竹の節がヨコの軸となっていて、それらを幾つか組み合わせることでなんともナチュラルな仕切りとなっていたのである。
竹のこの使い方は初めて見たなぁ。
花咲ジジイが知らなかっただけだろうか。
悪くない。
0 件のコメント:
コメントを投稿