猛暑 植物たちの受難
最近の暑さってオカシイんじゃないだろうか。
やけくそのように照り付ける日差し、高い湿度、ムッとむせかるような陽気は呼吸するのもつらく思えたりする。
我々動物は、暑ければ涼を求めて日陰に移動すれば良い。
しかし、植物はどんなに暑くても自分の意思でその場から移動することはできない。
当たり前のことではあるが、冷静に考えればとてもカワイソウなことである。
今日見かけたニチニチソウ Catharanthus roseus はちょっと気の毒だった。
横長のプラスチックのプランターに植えられていたのだけど、プランターの半分は直射日光を燦燦と浴びて、プランターの半分はちょうど軒下の日陰に入っていた。
まさに運命の分かれ道。
日陰のニチニチソウは葉っぱをシャンとはって元気そうである。
かたや日差しをもろに受けているニチニチソウは葉っぱをクルリと丸めて出来るだけ直射日光を受けないように精一杯の自己防衛をしている。
この葉っぱが丸まっているのは2つの理由が考えられる。
ひとつは上記のごとく、葉を丸めることで表面積を小さくしてなるべく日差しにあたらないようにしているということ。
もうひとつはあまりの暑さで葉っぱが保持できる水分が全て蒸発してしまって組織が収縮してしまった結果葉っぱが丸まってるということ。
いずれにしても 「この暑さなんとかしてくれ~」 と悲鳴が聞こえそうである。
ニチニチソウはアフリカ方面、マダガスカルが原産なので、ある程度暑さには強いとは思うがなんとも気の毒な感じがする今日の一枚である。
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