寒い寒いと思っていたらばやっぱりかなり寒いんだと今朝の新聞を読んで分かった。
キャベツ、レタス、ダイコン、コマツナ、ホウレンソウなどいわゆる葉物野菜などが寒さのために生育が思わしくなく、出荷が遅れて価格が高騰しているらしい。
この手のニュースを聞くたびに 「キャベツお替り自由」 と謳っているとんかつやさんが心配になってしまう。
キャベツの場合10キロあたり先月中旬では651円だったのが、今はその2倍以上の1491円という卸売市場価格がついているらしい。
ぼくが良く行くとんかつやさんは、お替り自由ではないけど「キャベツ大盛り」へのアップグレードが無料でできる。
大丈夫だろうか?
さて前置きが長くなったが、そんな寒い折、花のつぼみは固く閉じているものが多い。
散歩をしていてオレンジ色のものがたくさん目に付いたので何かと思ったらば、クチナシ Gardenia jasminoide の実でありました。
いつも思うのだけど、このクチナシの実ってかなり独特なカタチをしている。
王冠のようにピョンピョンと突き出たカタチが面白い。
この突き出た部分はガクである。
ガクの下にオレンジ色の実がついているというわけだ。
因みにガクの上に実がなるタイプのものを子房上位、ガクよりも下に実がなるものを子房下位といっている。
そして子房は ovary といい子房上位を英語では superior ovary といい、子房下位を inferior ovary というのである。
・・・・これは僕が毎月第2日曜日に西武コミュニティカレッジでやっている 『実践、楽しく身につく園芸英語』で先週やったばかり。
植物や園芸にまつわる英語をたのしく学んじゃう講座なのでご興味のあるかたは是非どうぞ。
以上宣伝でした。
さて、普通は実が熟すとパカっと実が割れて中からタネが出てきたりするものだ。
ゴーヤもオレンジ色になったかと思えばパカっと裂けて中から赤い実が露出する、そんなイメージね。
でもこのクチナシは実が熟しても割れることなくそのまま、つまり口が無いのでクチナシという名がついたという説もある。
熟しても口を割らない強情な奴なのだ。
2 件のコメント:
いつも、楽しく読ませていただいています。
くちなしの実、私もいつも綺麗だなと思って見ていました。先日クチナシの語源をネットで調べて、なるほどと思っていたところでした。でも、口を割らないで、どうやって種は運ばれていこうと考えているのかしらと不思議に思っています。リンゴとかのように、動物に食べられることを考えているのかしら?などと勝手に妄想していますが、もしご存じでしたら教えてください。
tomacoさん
コメント有難うございます。
クチナシについて、ご質問の内容も含めて書こうと思っています。
ただ、今日はタイムリーな話題ということで世田谷ボロ市について先に書こうと思いますので、もう数日お待ち下さいね。
クチナシの実を分解して花咲ジジイなりに考察してみましたのでお楽しみに!!
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