冬らしい寒い日が続いている。
そういえば最近は雨も降らないなぁ。
カラッカラに乾燥している気がする。
冬本番ゆえ、落葉樹の葉はほとんどなくなってしまった、
今緑色の葉をつけているのはいわゆる常緑樹ということになる。
ソヨゴ、キンモクセイ、ベニカナメモチ、ヒイラギ、クスノキ・・・・挙げていけばキリがない。
ツバキやサザンカなんかも常緑樹である。
そうなんだけど、ツバキやサザンカのなかには常緑樹のくせに葉っぱが見当たらないこともある。
なんでだろうか?
それはムシに葉を食われてしまったからである。
ツバキやサザンカといったツバキ科の植物はチャドクガの好物である。
チャドクガは長さ1センチ少々の小さな毛虫だが、群れをなしてツバキなどの葉をムシャムシャと食う。
ハッと気付いたときにはツバキ丸坊主なんてことはママあることなのだ。
彼らの厄介なことは身体に生えた毛で刺すことだ。
刺されると人それぞれ個人差はあるものの、大抵は赤く腫れてかぶれる。
痒いのなんのって発狂しそうになる。
そんな憎きチャドクガたちの活動時期は暖かいときであって冬は安泰かといえば否である。
毛虫そのものは寒さのため息絶えているが、夏の間に脱皮した毛虫の皮がツバキの枝なんかに引っかかっていたりする。
これに触れただけでも十分にダメージを受ける。
さらに皮には細かい毛が付いていて、これがフワフワと空気中を飛んでいたりする。
敏感な人はこれでもアウトである。
身体は小さいくせになかなかのクセモノだ。
そして彼らは卵で冬を越して春になるとまた活動を再開する。
生まれたらスグに食いつけるようにツバキなど食糧となる木の葉の裏に卵が産み付けられているのだ。
今日の写真は彼が脱皮したあとの皮が木の枝に大量に引っかかっているというもの。
あまりアップでみると胸が悪くなる人がいると思うのでなんとなくボカしておいた。
冬の庭仕事もご用心ですぞ。
3 件のコメント:
チャドクガは”生物兵器”と言うのはあながち間違いではないですね。コワ…。昔ヤラれたクチです。生垣をくぐった後、背中にびっしりと…。
ということで本年も宜しくお願いします!
生物兵器、本当ですね。
チャドクガ、コワーイ・・
あの恐怖、今でも蘇ります。
その木の横を通る時は、身構えてしまいます。
レッドロビンにびっしり並んでいるイラガ、ギャーッ!
ヒイラギモクセイにはつかないでしょうか?
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
かいさん アンヴァルさん
コメント有難うございます。
生物兵器・・・ たしかにそうですね。
イラガは幸いにしてまだやられたことはないのですが、ビリッと感電したような痛みなんだとか。
それぞれの毛虫にはあきらかに好みの植物があるので、それを覚えておけば庭仕事に取り掛かる前にその植物の有無をチェックすることで被害はあるていど抑えられます。
でも夢中になってやっているとついつい忘れちゃうんですよね。
庭には意外と危険がたくさん潜んでいるものですね。
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