2011年6月21日火曜日

窮屈な花壇



表参道をわき道へちょっと入っていったあたり。

ビルの脇に緑が見えた。

何の変哲もない何気ない風景である。

ところが!!
よくよく見てみると、何の変哲もある異常な事態が発生していたのだ。


ビルにもたれかかるようにあるその緑はたしかシラカシか何かではなかったか。

かなり大きくなるポテンシャルを秘めた樹である。

それをどこに植えてあるかというと、タテ40センチ、ヨコ80センチ程度の小さなブロック花壇にであったのだ。

苗木のころは良い。
しかしどんどん育つってことは、上方向ばかりではなく、根もそれに比例して育つということだ。

こういうシンプルかつ当たり前のことをこの人は考えなかったのだろうか?

異常な事態というのはブロック花壇の角が根の生長に押されて割れ目が入って、花壇の壁が崩れ落ちそうになっている。
それを何とか死守しようと、工事用の黄色と黒のロープでどうにかこうにか抑えているのだ。

木にとって、なんとも気の毒。
そして通行人にいつ倒れ掛かってくるかと思うと、人間にとっても危なっかしい。

やっぱり木を植えるときには数年後、数十年後を見据えて何をどうやって植えるかを考えないと木にとっても我々人間にとっても悲劇である。














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