昨日はボダイジュの花についてご紹介した。
ボダイジュって釈尊がボダイジュの樹下に座して悟りを開いた・・・なんていうエピソードがあるので名前としては馴染みがあるけど、一体どういう姿形をしているのか分からない、というむきもあるだろう。
昨日は都内の街路樹として活躍するボダイジュを取り上げたように、案外身近な樹木である。
今日はこの前出かけたイギリスで見かけた幾つかのボダイジュを見てみよう。
まずは街路樹としてのボダイジュ。
街路という公共スペースにあるボダイジュなので、自然樹形というわけにはいかず、かなり剪定が施されているが、なかなか勇壮な雰囲気は伝わってくるだろう。
この写真を見て何かに気付くだろうか?
そう、樹の根元の部分にかなり葉が茂っているのである。
ひこばえ が盛んに出るのも特徴で、根元のほうからこうやってどんどん若い枝がでてくる。
そしてこの写真はどうだ?
これはショッピングセンターの隅に一列になって植えられていたボダイジュ。
横一列に6本くらい植えられているだろうか。
そしてそれらが屏風のように仕立てられている。
イギリスではわりと良く見かける光景である。
同じようなものがチェルシーフラワーショウの中にも見ることができる。
ボダイジュの花は別名リンデンといってハーブティーとして珍重されるのだ。
なので、ハーブガーデンのような限られたスペースにも適すよう、このような剪定が施されるものと思われる。
自然樹形では樹高30~40メートルにもなる大木だが、このようにしてコンパクトにする工夫があるのだ。
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