実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年6月11日土曜日
届かない! 困った生垣
植物を植えるにあたってTPOというか、目的と、その場所など事前によく考える必要がある。
なーんてね。
とっても当たり前のように思えるけど、ときどき 「植えるときにあまり深く考えなかったんだろうなぁ」 という場面に遭遇する。
道路沿いに立派な常緑の生垣がある。
写真の奥のほうの生垣は、その上にコニファーが覆いかぶさるように育っている・・・・
のではなくて、この生垣全てこのコニファーで出来ているのだ。
生垣の下の部分はモチノキの類が混じっているように見えるが、基本的にはコニファー一種類である。
恐らく レイランドヒノキ Cupressocyparis leylandii か何かではないかと思う。
レイランドヒノキは一般に樹高が40メートルくらいになる巨木である。
生垣として使うなら、こまめに手入れをして上部を「とめて」おかないと、グングン、あれよあれよと大きくなってしまう。
なんでこの生垣はこんな変った形をしているかといえば、脚立にのってバリカンなどを使って刈り込みをしようにも、あの段になっているところまでしか届かないからだと思う。
届くところまでは定期的に刈り込むが、届かない先は 「もう知ーらないっと」 とあきらめてしまったのだと思う。
横同士、密生しているので頭でっかちになったからといって、突然倒れることはないと思うが、なんともカッコ悪い。
僕は 「オッ!!」 と思って、わざわざ車をUターンさせて戻ってこの写真を撮った。
もうちょっと手に負えるやつを選んでおけばこんなことにならなかったのではないかと思う次第である。
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