やはり緑色が王道というか多数派であることは間違いがない。
そういう意味ではいきなり変化球から入ってしまった。
今日は緑色の若葉について書いてみよう。
春になると一斉に新緑の季節となる。
ここでよくある勘違いについてお話ししてみよう。
カエデ、イチョウ、ケヤキなどの落葉樹は秋になると紅葉/黄葉して枝から葉が落ちて冬を越す。
そして春になると新しい芽を吹く。
でもキンモクセイ、ツバキ、クスノキなどの常緑樹は葉が落ちないんでしょ。
こういうご意見である。
ナルホド常緑樹は落葉樹のように一斉に葉が落ちることはないが、少しづつ葉の入れ替わりが起きている。
大きなクスノキの木の下を見てみれば沢山葉っぱが落ちている。
常緑樹も落葉するのだ。
まぁ当たり前といえばそうなんだけど、そういう当たり前ももっともらしくお伝えすることもこの花咲ブログの使命であると勝手に思っている。
オリーブ Olea europaea
キンモクセイ Osmanthus fragrans
シラカシ Quercus myrsinifolia
メタセコイヤ Metasequoia glyptostroboides
カエデ Acer palmatum
ヒマラヤスギ Cedrus deodara
さて緑色の新芽とはいっても、すでに育ったオトナの葉に比べると幾つかの違いに気付く。
まずなんといっても小さい。
精巧にできたミニチュアの葉という感じもする。
でも中には若葉のころと、オトナの葉で完全に形が変ってしまうものがいくつかあるので要注意である。 《例:クワ、カクレミノなど》
次に色が薄い。
生まれたてゆえ、まだ淡い色をしている。
そして感触が柔らかい。
生まれたてゆえ、かなりソフトである。
さらには香りがオトナの葉と異なる。
一概には言えないかもしれないが、概ね若葉のほうが香りが強い気がする。
葉っぱに鼻を近づけてニオイを嗅いでもなかなか分からないと思うので、若葉を1枚手にとってクシュクシュと丸めてこすってみたりすると分かりやすいはずだ。
そうやって生まれたての初々しい葉っぱも時間の経過とともに段々大きく、硬く、濃い色になっていく。
そのあたりの変化を観察していくのも面白いと思うよ。
3 件のコメント:
写真をあらためて見てみると、キンモクセイの若葉もやや赤みがかっていますね。
私は、鹿児島に住んでいますが、家の前のお家も横の家も生垣はレッドバロンで、今真っ赤でとても綺麗です!花も咲きますね?
匿名さん
コメント有難うございます。
鹿児島でこのブログを読んでいただいているなんて感激です。
花は咲きますよ。
花咲ブログでも2009年7月5日にちょっと写真があります。
また是非お気軽にコメントして下さいね。
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