わずか3日間の関西ツアーではあったが、色んな発見があった。
今日の話もそのひとつ。
布引ハーブ園に行くロープウェーが動いていなかったのでUターンして、今来た道をとぼとぼと歩いていた。
港を見おろす・・・とまでは行かないけど、高台にあってそこそこの景色であった。
昔はこのあたりからでも十分港や神戸の街が見渡せたのだろうが、どんどん高層ビルが建ったことと、埋め立て によって景観がガラリと変わったのだと思う。
実は咲ジジイは神戸生まれでありまして、小さい頃の景色と今の景色ではまったく異なる気がする。
なんといっても六甲アイランドなどの埋立地が大きく影響しているようで、行く度に海が狭くなっていったことを鮮明に憶えている。
このまま行ったら和歌山まで大阪湾を歩いて行けるようになるんではないだろか、と。
さて、それはさておいて景色を見ながら歩いていたら、柵の向こう側の木がバッサリと同じ高さにそろえるかのように切られているのを見つけた。
かなりの傾斜にこれらの木は植えられていて、丁度歩道の高さあたりでバッサリとやられているのだ。
なんとなしにボンヤリとその切り口を見ていた。
するとひらめいた。
これは花咲ジジイの独断的な勝手な推理であるので間違っているかもしれない。
切られた木があって、歩道があって、車道があって、そして道の右側にはオシャレなレストランがある。
恐らくこのレストランは神戸の街が見えることを売りにしているのではないか、と。
となると、このレストランの窓から丁度街を見おろす視界に木が茂っていたのでは邪魔なのではないか、と。
切られた木の高さが緑の線、レストランの窓からの景色と想定される視界の下限が黄色の線。
確かにこの木の芽が吹いて葉を茂らせて枝を伸ばしたらば黄色の線に触れてしまう。
よって、レストランとしてはそれを許さないために何らかの手段を講じてこの木をズバッと切ったのであるまいか、と。
黄色の線、緑の線が交差するとき・・・・ 松本清張もビックリの大胆な推理であるが、あながち間違っているとも思えない。
真相は闇の中であるが、木も気の毒である。
あと数メートル右か左にずれていればそんなこともなかったかも知れない。
いや、レストランのほうが後に出来たのだろうからもっと木を尊重するべきであると思うなぁ。
あるいは全く別の理由、もしくは全くの偶然でこんなことになっているかも。
木の切り口を見て、これだけ考えを巡らせれば人生飽きずに面白いんじゃないかなんて勝手に思っているのだけど。
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