科学の芽
すごい本をみつけた。
その名も
もっと知りたい!「科学の芽」の世界
(筑波大学出版会)
というもの。
小学生、中学生、高校生の科学や自然に対する関心を育てるために始められた「科学の芽」賞を受賞した研究がまとめられてる本である。
科学、自然なので、必ずしも植物と関係があるわけではないのだが、幾つかの研究が植物に対してなされている。
例えば
苦くてくさいパセリは味つきパセリになれるかな?(小3)
ホテイアオイ・プカプカうきぶくろのひみつ(小3)
植物に必要な色は何色か(小6)
本当にめ花は少しか咲かないのか(小3)
アサガオから考える私たちの環境(中1)
セイタカアワダチソウを利用した生物農薬の研究(中1)
紅葉の仕組みと環境要因の解明(高2)
などなど。
どうです、すごくないですか。
花咲ジジイ的には小3レベルというか、興味の持ち方が強いて言えば似ているが、小学校高学年、中学、高校となるとかなり高度で付いていけない気がする。
子供たちと植物を介して接する機会があるたびに、目のつけどころだったり、知識の豊富さに感心させられることがある。
花咲ジジイの小3の頃といったら友達と遊ぶことか、給食のことくらいしか考えていなかったものなぁ。
め花が多いか、お花が多いか、なんてことはこれっぽっちも気にしたことはなかったし、め花とお花の違いすら知らなかったんではないかと思う。
この小学3年生の子供はご覧のようにちゃんと数値データもとっている。
さらにデータを集めるために農園に行ってニガウリ、キュウリ、カボチャの数を調べているのだ。
自分の家の花の数では満足せずに農園まで出掛けていることもスゴイし、農園に数えさせてもらうべく掛け合った交渉力もスゴイ。
花咲ジジイも遅まきながら子供のような感性と好奇心を持って、子供に負けない行動力で植物たちと真摯に向き合わねばならんな、と身の引き締まる思いでありました。
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