冬枯れムラサキシキブ
センター試験の週末でありました、とニュースで取り上げていた。
どうもこのセンター試験の時期にはかったかのように寒波がやってくる気がする。
大雪のため試験時間を繰り下げたとか、毎年聞く気がする。
受験生の方々にはご苦労様と申し上げたい。
さて、骨身にしみる寒さの今日この頃だが、植物たちに目をやると寒さのなか元気に花を咲かせているもの、どうにかこうにか頑張っているいるもの、すっかり枯れてしまって春を待つものなどさまざまである。
冬だってのに元気に花を咲かせている・・・なんて11月30日に書いたハヤトウリも、さすがにもう終わりである。
秋に紫色の瑞々しい実をつけていたムラサキシキブも、瑞々しさをスッカリ失ってシワシワのお婆さんのようになってしまっていた。
茎もすっかりと茶色に変わってしまっていて 乾燥しているんだなぁ という感想を持つばかりである。
でもこれはこれで趣があって良いものだと思う。
仮にこの乾ききったムラサキシキブを床の間の一輪挿しなぞに飾ってみたらば、なんとも風流な感じがすると思うのだ。
瑞々しいムラサキシキブよりもかえって良いのではないかとすら思う。
日本海側は大雪だが、太平洋側はカラカラに乾いて、植物たちも天然のシリカゲル漬け状態である。
寒さと渇きが醸す植物の美しさにも目を向けたいものである。
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