冬の愉しみ 風変わりなやつら
そんなわけで、この季節ならではの愉しみについて書いている。
今回の提案は、落葉樹が落葉しきったところで見えてくる本来の樹形を見てみよう ということであるが、見えてくるのは 本来 の姿ばかりとは限らない。
特に都会にいると。
上の写真はある落葉樹の今の姿である。
何の樹でしょうか?
まっすぐ伸びた幹。
短く剪定された枝。
まるで魚の骨のようである。
これはメタセコイヤである。
それにしても見事なまでに幹が垂直に伸びていて、幾何学的である。
モチロン、これは自然樹形ではない。
自然樹形は円錐形の美しい針葉樹である。
次はどうだ?
この稲妻が光ったような、怒髪が天をついたような枝は何の樹でしょうか?
これもモチロン自然樹形ではない。
街路樹として剪定を繰り返された結果の成れの果てである。
答えは トウカエデ。
これだけでは分からないよねぇ。
このトウカエデのような樹形を呈する街路樹として他にプラタナス(スズカケノキ)がある。
気の毒な気がして同情こそすれ、美しい枝ぶりであるとは決して思わないなぁ。
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