冬らしくピリリと寒くなってきた。
とはいっても北海道や本州日本海側に比べればまだ暖かいのだろう。
寒いということをどうとらえるかは人それぞれである。
寒くてイヤになっちゃうなぁ と嘆くむきもあれば、
空気が澄んで良いなぁ と景色を楽しむむきもあるだろう。
植物に対しても
花が咲いていなくてつまらないなぁ とボヤくむきもあれば
××××× と冬ならではの楽しみを見出すむきもあるだろう。
さて、ここで ××××× の部分はいったいなんでしょう?
花咲ジジイが提案したい、冬の植物の楽しみ方その1 は 「落葉樹の樹形や枝ぶりに目をむけよう!」 ということである。
ケヤキ、イチョウ、モクレンなど落葉樹は冬になると葉を落として丸坊主になる。
するとその樹本来の姿かたちが良く分かるようになるというわけだ。
何の樹かを判断するのに、葉っぱの形や大きさ、花の色、形、実の有無などさまざまなアプローチがあるが、樹の形や枝ぶりというのも判断する上で決定的なヒントになりうる。
夏の間は葉っぱで隠れて見づらい樹形や枝ぶりを観察するのは、落葉した今がチャンスなのである。
そうやって見てみると色んなタイプがあることに気付くよ。
気付いた樹を幾つか紹介してみようと思うが、トップバッターは落葉樹の雄、ケヤキである。
ケヤキはいわずもがな街路樹などでよく見かける大木である。
枝は上のほうへ上のほうへと伸びていて、まるでバンザイをしているかのような枝ぶりが特徴である。
樹全体を見れば、ウチワを逆さにしたような形をしている。
枝は根元は太く、先端にいくほど細くなっていて、まるで鞭のようにしなる。
ケヤキに登って剪定をしたことがあるが、上記の理由により先端にのることはできない。
猫だってケヤキの枝の先端にはのれないと思う。
高枝バサミなどを駆使してやらねば枝の先を剪定することは難しい。
今日は4枚のケヤキの写真を載せてみたが、それぞれの樹形が酷似しているのが分かる。
これがケヤキの典型的な樹形と枝ぶりなのである。
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