Japanese beauty
場所は新宿御苑。
日比谷公園探索を終えて新宿御苑に移動した。
この秋の時期にいろんなところでやっているのが キク に関するイベントである。
日比谷公園でもやっていたし、新宿御苑でもやっていた。
ふーん、キクねぇ とやもすると通り過ぎてしまうところだが、新宿御苑のこのキクはド肝を抜くスゴサがあった。
どうスゴイのかというと、この大きな大きなキクの鉢に咲いている花は たった一株から仕立てられている ということである。
いいですか、たった一株ですよ。
それがこんなに大きなキクに。
スゴクないですか?!
茶化す気はないが、例えるなら有名人や経済界著名人の葬儀などで、こういった几帳面に並べられたキクの祭壇をみることがあるが、それ以上である。
切花なら几帳面にも並べようがあるが、しつこくて恐縮であるが、これはたった一株に咲いたキクの花であるというところがスゴイのだ。
スカートめくりではないが、下からのぞいてみると確かに茎は一本しか見当たらない。
しかもそんなに太くはない。
解説によれば、これは大作り花壇といって
一株から数百輪の花が咲くように仕立てる、御苑独自の技法です。
花全体が同時に咲き、かつ姿かたちがともにそろうなど、高度な技術を必要とします。
絢爛豪華な美しさは新宿御苑の菊花壇の白眉です。
どうです、スゴイでしょ。
まず絢爛豪華だなんて、パソコンの変換機能がなければちゃんと書けるかどうか怪しい。
さらに 白眉 だなんて意味はなんとか知っていても、どういうシチュエーションで使って良いのか分からないが、こうやって使うのかと納得させられる。
一番の驚きは新宿御苑オリジナル技法であるということだ。
他にはこういう仕立ては真似できないということだろうか。
因みに写真の中央の白い大作り花壇のキクは、ナント 627輪も咲いているのだ。
これってはやり日本の誇るべきクラフツマンシップ、いわゆるジャパニーズ・ビューティーってものなんだと思う。
一見の価値はあるぞ。
1 件のコメント:
園芸の世界にもいろいろな技法と、それを支える技術があるのですね。この菊は世界に誇れる技法なのでは?
でもそれをこともあろうか「スカートめくり」って(^_^;)。
すごいことを一般人のレベル・感覚に合わせて教えてくれるところが花咲ブログの良いところですね。←誉めてます(笑)
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