2010年11月11日木曜日

都会の紅葉ぼちぼち始まる
    

昨日は黄色について書いたので・・・ ってわけでもないが、今日は赤い話を。
   
暖かい日が続いているが、紅葉は大丈夫だろうか?
ちゃんと年内に紅葉するのだろうか?
   
そんな心配が脳裏をかすめる。
    
イチョウは相変わらず青々としているが、それでも目を凝らせば、やや黄色味を帯びてきているし、ケヤキなんかもうっすらと茶色味がかってきている。
   
昨日見掛けたハナミズキも夕日に照らされて燃えるように赤く見事な紅葉を見せていた。
    

ハナミズキヤマボウシはとても似ているが、その実の付き方が全く違うので、その辺をおさえれば一目瞭然である。
こうやって、赤いツヤツヤした実が上向きに付くのがハナミズキで、イチゴのようなカタチをした朱色の実が垂れるように付くのがヤマボウシである。
   
ナルホド、異常気象だとかいっても秋なのだなぁと思わせるが、その赤い実にグッと近寄ってしっかりと見ていただきたい。
そうすると、早くも来年のがプックリと膨らんでいるのが分かるだろう。
    

これから紅葉が進んで、落葉して、丸裸になったあとも、この芽は寒さに耐えて春になると花を咲かせるというわけである。
まだ秋だってのに、来年の春の準備がもう整っているわけである。
   
まだ年賀状の話題を口にするのはちょっと早いが、なんだかんだいって暮れにバタバタする人が多いのだと思う。
僅か1ヶ月半先のことでバタバタする人間に比べて、半年先の春の準備が既に完了しているというこの植物の周到さを学びたいものである。
  
 



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