2010年11月21日日曜日

ゴージャスな紅葉
    
新宿御苑をさらに進もう。
   
御苑の西端に池というか、湿地があって、そのあたりにラクウショウ Taxodium distichum が群生している。
   
以前にも一度ラクウショウについて書いたことがあると思うが、今日はそのスバラシイ紅葉をご覧いただきたい。
赤でもない、銅でもない、ゴールドでもない、なんともいえない奥深い色合いが魅力で、思わず ゴージャス!! とうなってしまう。
   
ナントカ姉妹がしきりにゴージャスと言われているが、本当のゴージャスとはこのようなものを指すのではなかろうか。
   
ラクウショウは針葉樹では数えるほどしかない 落葉 する針葉樹である。
同じ落葉針葉樹でゴージャスな紅葉を見せてくれるのが、メタセコイヤで、その様子は花咲ブログ2008年11月25日に書いているので見ていただきたい。
   
ラクウショウは湿地、沼地などの水辺に育つために呼吸根という根が発達しているのが特徴である。
根は土の中で呼吸しているのだけど、水辺などの土はグショグショにぬかっていて土にはあまり空気が含まれない。
そこで潜水艦の潜望鏡のように呼吸をするための根をニョキニョキと地上に出して呼吸をしている。
    
この様子は都内であれば小石川植物園石神井公園などで見ることができるが、新宿御苑のラクウショウの呼吸根の出かたはとても旺盛で小さな木が沢山はえているようにも見える。
   
なかなか貴重、かつ希少な眺めである。
  
  

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