まぁるく行こうよ
葉っぱには色んな形があるものだ。
昨日ご紹介したホオノキの倒卵形をはじめ、
線形 被針形 楕円形 卵形 心形 などなど枚挙に暇がない。
そこで見掛けた美しい形の葉っぱがこれだ。
その名もハクウンボク Styrax obassia というエゴノキ科の落葉小高木である。
ところどころ虫に食われているのはご愛嬌であるが、どうです、このカタチ。
丸いじゃぁありませんか。
これを何と表現するのか調べてみたところ 広倒卵形 というらしい。
すなわち昨日のホオノキのように逆立ちした卵形をしているが、その幅が広いということになろうか。
ふーん、こんなに丸いのにまだ卵形なんだ。
そのカタチの素晴らしさ、そして微妙に黄葉がすすんでいるその曖昧なさまに魅せられてしばらくそれを眺めていた。
で、気になるのが これ何?? ってこと。
正直に告白すると、これが何の樹なのか皆目見当がつかなかった。
丸い葉・・・ カツラ Cercidiphyllum japonicum かな、イヤ違うな。
しばらく考えたが分からない。
こういうものは考えてたって分からないものは分からないものだ。
となると次は樹にラベルが付いていないか調べる。
・・・付いていない。
もうお手上げか?
そうではない。
近くを公園を管理しているお兄さん2人組が通ったので聞いてみた。
二人で顔を見合わせて考えてくれるのだが、分からない。
するとお兄さんの一人がわざわざ公園管理事務所に戻って調べてきてくれるという。
申し訳ないので断ろうと思ったのだけど 「いいんです、いいんです」 といって一人のお兄さんがフットワーク軽く消えていった。
雨の中、待つことおよそ15分。
もう一人残ったお兄さんの携帯が鳴った。
そういうやりとりを経て得た回答がハクウンボクだった。
勉強になったなぁ。
お兄さんありがとう。
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