そんなわけで雨の日比谷公園に出掛けたときのこと。
日比谷公園の中には幾つかのレストランがある。
日比谷パレス とか、 日比谷茶廊 とか、そして10円カレーで有名な松本楼など。
公園にしてはなかなか気の利いた店構えであるし、お値段もそこそこのようである。
10円カレーといっても、常に10円ってわけではない。
9月25日に1500食のみで、通常価格はハイカラビーフカレーは760円らしい。
イカン、話が逸れた。
日比谷公園のほぼド真ん中にある松本楼の脇に大きな大きなイチョウがある。
でた、またしてもイチョウか、とゲンナリしないでいただきたい。
ご覧のように巨木である。
その名を 首かけイチョウ というらしい。
説明によれば
日比谷公園開設までは日比谷見附(現在の日比谷交差点脇)にあったものです。
明治32年頃、道路拡張の為、この大イチョウが伐採されようとしているのを見て驚いた、日比谷公園の生みの親 本田静六 が東京市参事会の星亨議長に面接を求め、博士の進言により移植されました。
移植不可能とされていたものを、博士が「首にかけても移植させる」と言って実行された木なので、この呼び名があります。
看板に本田静六とシールが上から貼ってある事、文脈に関係なく突然 博士 という単語が出る事、あたりに「生みの親」をめぐる揉め事があるのではないかと勘ぐってしまうが、まぁいいか。
ともあれ、その姿は勇壮であり神々しい。
道行く人々が立ち止まって首かけイチョウを眺めていくが、幹の大きさと人間を比べてみてほしい。
そしてこれはついこの前、10月半ば頃、まだ葉が青々としていたときの首かけイチョウである。
このイチョウの下に立っているだけでエネルギーを貰えそうな気がする。
イチョウの下は柵があって入れないようになっている。
イチョウの葉が落ちてあたりが真黄色になったことで、普段は気付かないものが見えてきたりもする。
ご覧のようにどうやらタマリュウのようなもので、ト音記号やら音符が描かれていたのだが、知らなかったなぁ。
2 件のコメント:
いつも、紹介される写真の植物たちの色や表情(アングル?)に、季節を感じています。
都内も時間をかけて歩いてみればあちらこちらに秋を見つけ、感じることができるんですね。今日は爽やかに晴れていたので外は気持ち良かったでしょうね。
私はもっぱら、このサイトで季節を感じるこの頃です・・・イカンなあ。
日比谷公園をあとにして、花咲ブログはこれから新宿御苑に向かいます。
さらに秋らしいナイスな写真が盛りだくさんですので乞うご期待です。
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