今日は天気が良かったねぇ。
まだ春一番は吹いていないらしいが、なんとも春を感じさせる陽気だった。
ちょっと用事があって皇居の脇を自転車で通り過ぎた。
昨日書いたが、このあたりはサクラの時期は周囲が淡いピンク色に染まってキレイな場所である。
しかしサクラのつぼみはまだまだ固い。
ちょうど今朝ラジオを聴いていたらば、気象予報士の方がとても興味深いことを言っていた。
『サクラが開花するのは、積算温度が××度に達したときで、私が当初予想した開花日には間に合わないことが明らかになりました。仮にこれから平均11度の日が続いたとして、サクラの開花は4月3日ころになると思いますので、謹んで訂正させていただきます。』
・・・というような内容だったと思うが、やや聞き流しがら他のことをしていたので、積算温度が何度になったときにサクラが咲くのか、そしてこの情報全体を正しく聞き取ったのかどうかは定かではない。
しかしどうやらその内容はこういうことのようだった。
つまり、今日の平均気温が10度、明日が15度、明後日が10度となると、3日間の積算温度は10+15+10=35度ということになる。
これがある域に達するとサクラの花が咲く、とこう言いたいのではないだろうか。
後でちょっと調べてみたらば少し情報があった。
積算温度(平均気温×日数)が500~600度に達するとサクラは開花するらしい。
サクラの花芽は前年の夏に出来るが、これが冬の間一定の寒さにさらされた後、気温が上がっていく中で休眠打破といって、冬の冬眠から目覚めて花芽を生長させて花が咲くというのが一般的な仕組みだ。
なので寒い時期にちゃんと寒さにあたらないと、春のサクラの開花が遅れるということになる。
休眠打破後の暖かさで花芽が生長し花が咲くが、どれくらい暖かい時期があれば良いのかというのが、今日の積算温度の話なんだと思う。
しかし、サクラだって温度計や、記録紙を持っているわけでもないのに、日々の平均気温を感じとって、積算500~600度で花を咲かすなんて、本当にスゴクないか??
どうやって、「今だっ!!」と分かるんだろうか。
そしてソメイヨシノならソメイヨシノで皆の足並みが揃っているっていうのもスゴイ。
3 件のコメント:
アロマセラピーを学ぶ者ですが、いつも楽しくブログを読ませていただいております。千鳥ヶ淵の桜、よく観に行きます。桜がそんなに計算してるなんて、驚きですね。おかげで一斉にわっと開く桜を見られて幸せです。少し話がそれてしまうのですが、葉桜のころ、千鳥ヶ淵を夜散歩していましたら、甘い香りがして、どこの花かとあたりを見回しても、花は全くみあたらず、青々とした葉をつけた木が立つばかりでした。気になってネットで調べましたが、どう調べてよいか分かりませんでした。花咲さんがそのころまたその辺りに用がありましたら、正体をつきとめていただけませんか!
匿名さん
コメント有難うございます。
千鳥ヶ淵界隈はなかなか良いですよね。
さて甘い香りの件ですが・・・・
たぶん、アブラナの花ではないかと思うのですがどうでしょう?
木になっている花ということで、「上」ばかりを見てしまいますが、アブラナは下に咲いています。
結構甘い香りがするので、いくつかまとまって咲いていればかなり匂うと思います。
葉桜のころ、たしか千鳥ヶ淵の斜面にはアブラナの黄色い花が沢山さいていたと思います。
今年、気をつけておいて確認してみます。
ご丁寧に回答ありがとうございます。ハッ、確かに斜面の方までは全く気にしてはおりませんでした!今年またその甘い香りに出会ったら、斜面の方も確認してみます。
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