歩いていたらば春を見つけた。
それは何かといえば、紫色の4枚の花びらがカワイイ小さな花、ムラサキハナナである。
この花単独でも十分春を感じるのだけど、ムラサキハナナが咲くと周りには黄色いナノハナが一緒に咲いていたり、あるいはサクラも咲いていたりするものだ。
それらを春の風情のセットとして記憶している。
例えば千鳥ヶ淵のサクラが咲く頃はこのセットが御濠沿いに見ることができたはずだ。
都内のサクラにはまだちょっと早いなぁ。
あと2~3週間くらいは掛かるだろうか。
因みにもっと早く咲いてもいいはずのジンチョウゲがまだツボミのままだ。
昨年の記憶をたどると、ムラサキハナナは3月13日には咲いていた。
さらにジンチョウゲもすでに良い香りを周囲に放っていた。
今年はウメの開花も遅れているようで、全体に花の時期がずれている気がする。
ジンチョウゲの遅れは気になるが、ムラサキハナナが咲いているのを見て、
ああ、やっぱり春が来たんだね
と実感する次第である。
あまり喜ばしくないこともある。
そう、花粉が飛び始めているということ。
先週あたりから、鼻がムズムズしたり、目がショボショボしたりしている人も多いのではないだろうか。
耳鼻科外来では花粉症の患者さんが大挙して押し寄せていると聞く。
ここそこで春の気配。
そして春も悲喜こもごもなのである。
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