シマモミ Keteleeria davidiana
あっ松ぼっくり!!
なんか松ぼっくりを見つけると嬉しくならないか?
でもこの松ぼっくりは、よく見かける赤松や黒松の松ぼっくりとはちょっと様子が違う。
かさが薄くて柔らかいし、かさの開き方も大きい。
木についている松ぼっくりもぶら下がっているのではなくて、上を向いて枝の上にちょこんとのっている。
これは松ぼっくりとはいっても松ではなく、シマモミというもの。
一応マツ科の仲間なので、こういった松ぼっくりのようなものができる。
開いたかさの中を注意深く見ると、タネがまだへばりついていた。
マツもこのシマモミもいわゆる裸子植物といって、タネになる胚珠が子房に覆われていないのが最大の特徴である。
タネのまわりにはフリルのような薄いひだ(翼)がついていて、これが風にのってヒラヒラと飛んでいく。
ヒラヒラの中心部にある茶色いポッチのところがタネ。
で、あたりを注意深くみてみると、このシマモミのタネが発芽したのだろうな、と思われる小さなシマモミがあちこちに芽をだしていた。
このうちの幾つが無事に大きくなれるのだろうか。
植物を巡る生存競争はかなり熾烈である。
2 件のコメント:
松ぼっくり大好きです。
先日旧岩崎邸庭園に行った時ヒマラヤスギの松ぼっくりがまるでバラの花のようだったのに感動!
なんとか拾って帰りたかったのですが落ちているのはバラではなくバラバラ?!ヘヘ・・・ダジャレじゃなく残念で・・・あのバラのような松ぼっくりがほしい~~。
匿名さん
コメント有難うございます。
シマモミの流れで、今日は松ぼっくりについて書こうと思っていました。
ヒマラヤスギの松ぼっくりについても非常に興味深いコメントですね。
その辺についても今晩書こうと思いますのでお楽しみに。
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