冬芽の話でちょっと熱くなってしまったので少し話題を変えてみよう。
今日はツタバウンラン。
石垣の間に植物が根をはっているのを見たことがないだろうか。
色んな植物が考えられるが、最近よく見かけるのはこのツタバウンランである。
それにしても不思議なのは、この石垣の隙間の奥にツタバウンランが育つだけの土があるのだろうか、ということ。
まぁこれだけ元気に育っているんだから土は豊富にあるんだろうなぁ。
でも石の厚みもあることなので、そこまで根を伸ばしていかないとダメなわけで、一体どのくらい根を伸ばしているのか興味のあるところである。
さらにここにどうやってやってきたのだろうか、ということ。
石垣の隙間は垂直なので、上から種が降ってきたとしてもその隙間に入り込む確率はとても低いと思われる。
となると虫かなにかが石垣の隙間へ種を運んだのだと考えるのが妥当だろう。
実際、ホトケノザの場合は蟻の食糧となる物質がタネに付着していて、蟻はタネごと巣の近くに運んで不要となったタネを巣の近くに捨てることによってタネが散布される仕組みを持っている。
石垣の間にホトケノザを見かけるとすると蟻の仕業であると考えるのが自然である。
ツタバウンランはどうやってここへやってきたんだろうねぇ。
花は寒さに耐えて今も咲いている。
小さくて2つの黄色い点が特徴の薄紫色の花だ。
散歩をしながら注意深くキョロキョロしているとすぐに見つかると思う。
2 件のコメント:
雑草のようですけど、名前や花の形からして、蘭の一種ですかね?
ぴーさん
コメント有難うございます。
ツタバ=ツタの葉 ウンランはゴマノハグサ科ウンラン属 ということなんですね。
ランとはなっていますが、左右相称花であるあたりが似ているといえば似ているだけで、全くの別物なのです。
雑草・・・ ですね。
旺盛な繁殖力で石垣の隙間などでも元気に育ちます。
もともとはヨーロッパ原産だったようで、異国の地日本でここまで繁殖しています。
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