冬芽にもっと目を向けてみよう というのは花咲ジジイの率直な気持ちであります。
でもそれは花咲ジジイが突如思いついて言い出したことではない。
以前から植物を愛する人、植物を学ぶ人にとっては冬芽というのは大きなテーマなのであります。
葉の落ちた樹木を見て、これは何だと言い当てる(同定する)力は色んな場面で役に立つ。
役に立つし、面白い。
花咲ブログでも これは と思うものがあればご紹介していこうとは思うけど限界がある。
もし興味があって、深く知りたいという場合は文献を紐解くのが間違いない。
冬芽の参考図書なんてあるんだろうか?
あるんですね、それが。
よくぞこういう本が世に出たと嬉しくなってしまう。
ひとつは
冬芽でわかる落葉樹 (信濃毎日新聞社 亀山章監修)
もうひとつは
冬芽ハンドブック (文一総合出版 広沢毅解説)
前者のほうがカバーされている樹木の種類は多いのだけど、解説がちょっと味気なくて好みが分かれるところである。こちらは昭和59年発行なので写真や全体の雰囲気が古い感じは否めない。
後者は落葉樹約200種類を網羅している。ハンドブックという名のとおりハンディーな一冊。写真に矢印と吹き出し解説をつけて観察ポイントが分かりやすい。こちらは昨年発行されたもので新しい。
価格も1200円+税と手頃で、ポケットにスッと入る大きさと重さなので良い本だと思う。
普段の知識としてこのハンドブックにあることが分かれば必要十分であろう。
冬芽を頭に入れて、芽が吹いたあとの緑の状態と比較できたりすると街歩きがグッと楽しくなるはず。
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