春の気配じわじわ
ウメ、サクラと春らしい話題が続いた。
今日の東京地方の強風はちょっとすごかった。
ウメもサクラも花びらが散らないか心配になった。
やれやれと思って家に着いたら、玄関前に小さな種が落ちていた。
これはユリノキの種だとすぐに分かった。
花咲ブログでもついこの前(12月6日と9日)書いたけど、ユリノキの種は翼果といって翼をもっていて風にのって遠くまで飛ばされるようになっている。
家の周りにはユリノキはすぐに見当たらないのだけど、こうやって実際にユリノキの種が飛んできたのを見つけてなんだか嬉しくなってしまった。
強風で花が散らないかと心配であるが、一方で風にのって旅をする奴らにとっては強風は welcome なんである。
さて、サクラもウメも樹木であり、花は我々の目線よりも上に咲く。
しかし上ばかり見ずに足元にも注意を払っていただきたい。
足元にはうっすらと、そしてポツポツと青い点が見える。
そう、小さな花が咲いているのである。
これはオオイヌノフグリ Veronica persica 。
そうかー、もうそんな季節なのね、と思い知る。
花咲ブログでオオイヌノフグリの登場は2回目。
まだまだ語ることはあるが、それらはまたゆっくりと。
地面に咲く小さな花を見つけたら遠慮せずに視線を花と同じレベルに落としてみよう。
花を間近に見ることで、花の息遣いすら聞こえてきそうだ。
このオオイヌノフグリを見つけて、花咲ジジイは鑑賞するため、そして写真を撮るために躊躇せずにその場で匍匐前進のように腹ばいになった。
周囲の目なんて関係ない。
より近づくことで花の気持ちも分かるってものである。
花咲ジジイはそう信じている。
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