さてマンサクの話である。
植物に親しんだ人であれば マンサク といえば、この早春の黄色い花を思い出すだろう。
しかし世の中は植物に親しんだ人ばかりとは限らない。
かくいう花咲ジジイもちょっと前であれば マンサク?あの侍ジャイアンツの? といって大砲万作を思い浮かべたことと思う。
植物に親しんだ人であっても、マンサクには幾つかの種類があると知っている人は案外少ないのではないか。
アカバナマンサク Hamamelis japonica var.obtusata アテツマンサク Hamamelis japonica var.glauca シナマンサク Hamamelis molis ニシキマンサク Hamamelis japonica cv.Flavo-purpurascens ハヤザキマンサク Hamamelis vernalis など、色んな種類があるのだ。
花咲ジジイがささっと足早に歩いただけでも小石川植物園には3種類のマンサクが咲いていた。
ひとつはシナマンサク。
シナマンサクの特徴はなんといっても黄色い花が咲いている一方で茶色い枯葉(昨年のもの)がしつこくくっついているということだろう。
枯葉はスグに散ると思ったら大間違いで、しつこくいつまでもくっついているものが結構ある。
ブナ科のやつらの中にも茶色く枯れた葉がいつまでも落ちないものが多い。
そしてハヤザキマンサク。
ハヤザキっていうからかなり早咲きなのかと思いきや、他のマンサクとあまり変わらないところがご愛嬌だ。
これはもともと北米のマンサクで、花が比較的小さくてオレンジ色がかっているのが特徴だ。
花びらもやや短い気がする。
3番目に見たのがニシキマンサク。
そのように名札がついていたからで、パッと見てこれが何マンサクだかを言い当てるのは容易ではない。
見ると、花びらは細めで、長めである。
ガクの外側もなかなか毛深い感じがする。
という訳で、一言でマンサクといってもいろいろあるんだなと知れるわけである。
赤い春、黄色い春ときました。
さて明日はなんでしょう?
予告をちょっとするとさらに早春の黄色い花についてご紹介するつもりであります。
お楽しみに。
1 件のコメント:
トキワマンサクが出なかったですな..
庭木に植えようと思ったら嫁に却下された思いでありww
黄色い早春の花?福寿草か?レンギョウはちょっと早いし、水仙に1票ww
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