2012年9月3日月曜日

午後3時の花


東京地方は昨日久しぶりに雨らしい雨が降った。

植物たちにとっては恵みの雨だったことだろう。
よかった、よかった。

今週一杯はまだ残暑が厳しいとのこと。
あと一息だ。

さて、暑さに強い花を探していると書いたところ、8月12日に「3時のほほえみ」も暑さに強いのでは?とコメントを頂戴した。

以来、気にしていたのだけどスグに見つけることができなかった。

そして昨日、まさに午後3時ころ、近所で微笑んでいるピンクの花を見つけたよ。


これはハゼラン Talinum crassifolium というスベリヒユ科の花。

花びらが5枚見えるが、直径1センチ程度とかなり小さい。

アスファルトの隙間に根を張って、葉は地ぎわに生えている。

そこから細くて長い茎を伸ばして、その先端に花をつけている。


黒い矢印が葉の部分で、黄色い矢印の先に見えるピンクの点が花なのだ。

茎の長さが1メートル近くある。

この花の写真を撮るのが大変だった。

なぜなら細くて長い茎の先に小さい花が咲いているので、風がちょっと吹いただけで枝が大きく揺れる。
風がなくても揺れてるカンジがする。

なのでシャッターを何回押しても、どうもピンボケのものしか撮れないのだ。

手ごわいぞ、3時の微笑み。

何枚か撮ったなかで比較的まともなものをアップしておこう。

しかし、なかなか見つからないなぁと思っていて、ようやく見つけたハゼランだが、一旦見つけてしまうと目が効くようになるのか、あちこちで見つけることができるようになった。

3時のほほえみってことだったけど、どうも午後3時ころに花を咲かせるので「三時花」「三時草」はたまた「四時草」と呼ばれる場合もあるらしい。

なんで一日のなかのこの時間に花を咲かせるのだろう?
何かしら理由があるはずだ。
そのへんは追々調べてみるとして、まずはハゼランを見つける眼力は身に付けた。

ハゼラン、学習したゾ。
もう大丈夫。



2 件のコメント:

tomaco さんのコメント...

いつも楽しみに見ています。3時のほほえみをとりあげていただき、ありがとうございます。
ほんとうに、なぜ、午後に咲くのでしょうか?
不思議です。私の職場の近くには沢山見かけるのですが、朝はいつも咲いていません。
でも、とてもかわいいので、大好きです。それにしても、アスファルトからも、出てこれてしまうとは・・・・

種苗法のお話、とても興味深いです。
植物の新品種は知的財産なんですね。知的財産という言葉をしりませんでした。知的財産戦略専攻イノベーション研究科という勉強があるのも、驚きました。花咲先生のブログはいつも、いろいろ、知ることが出来、とても楽しいです。

花咲ジジイ さんのコメント...

tomacoさん

コメント有難うございます。

3時のほほえみ、時間がかかってしまいまして申し訳ありません。
もうちょっと掘り下げたい花ですね。
また調べて何か分かったらブログで取り上げますね。