それにしても良い季節になりました。
カラッとして、暑くもなく、寒くもなく。
こうやってみると、湿度が我々に与える影響の大きさというものが分かる。
このカラッとしているというところが重要で、気温はそれほど変わらなくても快適さがこれほどに異なるというのは大変興味深い。
秋分の日も過ぎたので、これからは日がどんどん短くなっていって、カラッとした感じから、カラカラに乾燥した冬へと向かうのだろう。
こうやって湿度の関する表現も豊富なあたりが、日本の豊かな季節性を反映していると思う。
カラッ、カラカラ、ジメジメ、ジクジク、ムシムシ、サラリ、サラサラ、ジットリ・・・
これらの違いに相当する英語があるかといえばはなはだ疑問だと思うな。
素晴らしいゾ、日本。
さて、季節が移りゆくにしたがって、夏の花もじょじょにフェードアウトしていくことだろう。
まだ頑張っているのを見かけたのが、アカバナユウゲショウ、または単にユウゲショウ Oenothera rosea ともいう。
なんでユウゲショウ(夕化粧)かと言えば夕方に咲くからと言われているが、実際にはお昼頃から元気に咲いている。
直径1センチ少々のカワイイ花だけど、この花を見るたびにオオイヌノフグリ Veronica persica と似ているなぁと思う。
最初にユウゲショウを見たときは、オオイヌノフグリの近縁種だと思った。
花のサイズもそうだし、花びらが4枚あるという点も共通している。
しかしユウゲショウはアカバナ科で、オオイヌノフグリはゴマノハグサ科ということで、似て非なる花なのだ。
ユウゲショウは夏に咲くが、オオイヌノフグリが咲くのは春先ね。
でも写真を比べるとよく似てないか?
ということで、街を歩いていて見かける花が自分の記憶にある何かと似ているということはママあることで、それはトランプの神経衰弱をしているような感覚だ。
ユウゲショウを見つけて、オオイヌノフグリのカードをめくったが、生憎マッチングせずに順番が次の人に回ってしまったという感じとでも言えばいいだろうか。
ゴメン、分かりにくい一人遊びで。
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