まだ夏?もう秋?
そんなどっちつかずのアンニュイなカンジを書いていくゾ、というのが昨日のブログ。
今日は、そんなアンニュイなヒマワリを見掛けた。
一番下の写真がそうね。
背丈は堂々の2メートル超え。
しかし花はもうすっかり終わってしまったようで、ダランと頭を垂れている。
この前の稲穂と違って、このダランと頭を垂れる様子は一抹の寂しさがある。
そうやってうつむき加減のヒマワリの顔をそっと覗きこんでみた。
ご存知のようにヒマワリはキク科の植物であり、キク科の最大の特徴として頭状花序というものがあげられる。
それは何かといえば、簡単に言えば小さな花が寄せ集まって一つの花になっているってこと。
このヒマワリを見ると分かりやすい。
小さな花がビッシリ整然と並んでいるのが分かるでしょ。
ひとつを拡大して見てみるともっと分かる。
小さいながらも黄色い花びらが5枚ちゃんと見える。
くたびれてしまった雄しべも見える。
花の下の部分は子房といって、タネになる部分。
ここがパンパンに膨らんでいるので、ひとつひとつの花の間隔が開いているというわけだ。
もうしばらくすると、この小さな花びらも枯れ落ちて、タネだけがどんどん大きくなる。
そして、我々が食用にしたり、リスや鳥の餌になるあのヒマワリのタネが採れることになる。
しかしどうです、この整列のしかたは。
目が回っちゃいそうでしょ。
人間の手でやったってこうはうまくいかない。
神様は我々の手の届かないところで色んなデザインを編み出している。
0 件のコメント:
コメントを投稿