9月18日。
もう9月も半ばを過ぎたってのに、一向に涼しくなる気配はない。
気温的にはそれほどでもないのだろうが、湿度が高いので、蒸し暑さでイヤになっちゃうんだと思う。
セミも相変わらず鳴いている。
でもセミしぐれってほとではなくて、ややトーンダウンしている気がする。
ちょっと前は夜中でもアブラゼミが鳴いていたが、最近はさすがに夜中は静かだ。
さて、散歩をしても夏の花がまだまだ元気だ。
例えばヒルガオ Calystegia japonica なんかもそうだろう。
昼ごろ咲くのでヒルガオ。
分かりやすい、覚えやすい、親しみやすい。
アサガオはタネをまいて育てるが、ヒルガオは勝手にその辺に咲いている。
そんなことからも、実はこのヒルガオは結構やっかいな雑草であることが分かる。
根のかけらがちょっと土のなかに残っていても、そこから再生してよみがえる。
カワイイ顔して、なかなかエグい花なんであります。
そんなヒルガオの花びらは何枚でしょうか?
この質問は子供にしても、大人にしても面白い。
意外と多い答えは 「1枚」 というもの。
確かにロート状になった花びらは何枚と数えられず、一個の花として見える。
それは花びらがサクラの花びらのように一枚一枚が独立しているものという先入観があるからかもしれない。
もし花びらがお隣どうしくっついてしまっていたらば・・・
ヒルガオもアサガオも花びらは実は5枚。
しかしながら、お隣どうしくっついてしまっている(合着)ので、あたかも1枚のように見えるのだ。
このような花を合弁花といっている。
サクラのように花びらが1枚づつ離れているものを離弁花という。
サクラはハラハラと花びらが1枚ずつ舞い落ちるのが風情があって良いんだと思う。
もしもサクラが合弁花で5枚いっぺんに落ちてきたらば、ハラハラではなくてボトボトといったことになって風情もなにもあったものではない。
サクラが離弁花で良かったね。
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