2012年9月30日日曜日

秋の香りに包まれて


散歩をしていたら気づいたよ。

ふわ~っと秋に包まれた気がした。

そう、あの独特なキンモクセイの甘い香りだ。

キョロキョロしてみたらば、すぐにその香りの源が分かった。

そうか、そうか、もうそんな季節なんだなぁ、なーんて一人しきりに頷きながら散歩を続けていてフト気づいた。

あれっ??

そうなんであります。
咲いていたのは、あの香りを放っていたキンモクセイだけで、他に見かけるキンモクセイはまだ花の咲く気配が全くない。

慌ててそのキンモクセイのもとへと踵を返した。

花や葉の様子は確かにキンモクセイだし、第一この甘い香りはキンモクセイと言わずになんと言うのか。

ジッと見ていたらば、花の色がキンモクセイにしては淡いというか薄い気がする。
キンモクセイの花ってもっと濃いオレンジ色じゃぁなかったか?


そこで脳裏をよぎったのはギンモクセイ。

そうだ、そうに違いない。

でも確かギンモクセイの葉の縁にはギザギザが入っていたはず・・・。

この葉っぱの縁にはギザギザはない。


良くわからないまま家に戻って、ちょっと調べてみた。

するとどうやらこれは 
ウスギモクセイ Osmanthus fragrans form.thunbergii
なるものらしいという結論を得た。

キンモクセイの品種にあたるもので、キンモクセイ Osmanthus fragrans と大きくは変わらないというわけだ。

ウスギモクセイは漢字で書くと薄黄木犀ということで、そのまんまのネーミングであると分かる。

まぁキンモクセイの前座みたいなもので、これから数週間内に本家キンモクセイも咲くことだと思う。

楽しみだね。



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