踏み切りで立ち止まってみたら
遮断機が下りて、電車が通り過ぎるまでの間。
場所によっては「開かずの踏み切り」なんてのがあって、上下線ひっきりなしに電車がやってきて、かなりの長時間その場に留まらなくてはならないときもある。
皆イライラしがち。
そんなときに、キョロキョロしてみたらどうだろう。
何かしらの植物が、熱い視線を送ってきているかもしれない。
線路脇にわざわざ花壇をつくって花を植えているわけはないので、こういう場所に咲いているのは「野草」「雑草」ということになる。
これがなんとも素朴で良いんだなぁ。
ここで紫色に咲いていたのはムラサキハナナ。
他にもショカツサイ、オオアラセイトウ、ハナダイコンなどという呼び名もあるけど、皆同じこと。
見ごろは過ぎて、もう終わりに近いけど、まだどうにか見ることができる。
遠目に紫色のカーペットを楽しむのもよし、近くで見てアブラナ科だから花びらが4枚と納得するもよし。
できれば花が終わった後、どんな実がなるのか、なんて見方もしながら季節を追いかけると楽しいよ。
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