実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2020年5月2日土曜日
立ち止まってみよう
閑散としたオフィス街。
ここはラグビーワールドカップ日本代表がパレードをした通り。
あの熱気は本当にここで生まれたものだろうか、というほど静まり返っている。
しばらくベンチに腰掛けてみた。
春の爽やかな風が心地良い。
はぁ、と息を吐いて上を見た。
何気なく見た葉っぱの形を見てハッとなる。
キレイなハート形、これは「シナノキ」だ。
なんですぐに分かるかといえば、イギリスではそこらじゅうで見かける街路樹セイヨウボウダイジュによって頭に刷り込まれたからだ。
セイヨウボダイジュとシナノキは厳密には異なるけど、とっても近い仲間。
学名の属名はともに Tilia だから同属だ。
僕はてっきりこの通りに植えられているのはケヤキだと思っていた。
確かにケヤキも植えられてるのだけど、こうやってシナノキも結構植えられていた。
知らなかったなぁ、気付かなかったなぁ。
こうやって立ち止まって、ベンチに座って見上げて見なければ気付かなかった。
外出自粛、ステイホーム、いろいろと制約も多くてストレスに感じないでもないけど、立ち止まってゆっくりとあれこれ考える良い機会なのかなとも思う。
立ち止まってゆっくり考えると、こうやって身近なのに気付かなかったものが見えたりするかも。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿