2020年5月14日木曜日

カエデの赤ちゃん




タネをまいて最初に出てくる葉を子葉という。

それが一枚のものを単子葉、二枚のものを双子葉という。

朝顔は双葉が出るので双子葉植物。

厄介なのは双葉と本葉の様子がまったく異なることかもしれない。

子葉には発芽に必要な栄養分を蓄えてあって、最初の一発をかます役割を持っているので、その目的に特化している。

その植物の植物たる特徴を現すのは本葉から。

例えばこの可愛いやつはカエデだ。

最初の二枚(双葉)は緑色の細長いものでカエデの片鱗もみられない。

ところがその後に出ている葉は、掌状に切れ込みが入っていてカエデっぽさがプンプン漂っている。

例えるならまだ赤ちゃんの手で、もうちょっと大きくなって大人の手になれば、もっとカエデらしくなるだろう。

今は芽生えの季節。

冬の間タネの姿で越冬したやつらが、待ってましたとばかりあちこちで発芽している。

これなんだろう?と立ち止まってベビー植物を観察してみるのも面白い。

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