カエデの赤ちゃん
タネをまいて最初に出てくる葉を子葉という。
それが一枚のものを単子葉、二枚のものを双子葉という。
朝顔は双葉が出るので双子葉植物。
厄介なのは双葉と本葉の様子がまったく異なることかもしれない。
子葉には発芽に必要な栄養分を蓄えてあって、最初の一発をかます役割を持っているので、その目的に特化している。
その植物の植物たる特徴を現すのは本葉から。
例えばこの可愛いやつはカエデだ。
最初の二枚(双葉)は緑色の細長いものでカエデの片鱗もみられない。
ところがその後に出ている葉は、掌状に切れ込みが入っていてカエデっぽさがプンプン漂っている。
例えるならまだ赤ちゃんの手で、もうちょっと大きくなって大人の手になれば、もっとカエデらしくなるだろう。
今は芽生えの季節。
冬の間タネの姿で越冬したやつらが、待ってましたとばかりあちこちで発芽している。
これなんだろう?と立ち止まってベビー植物を観察してみるのも面白い。
0 件のコメント:
コメントを投稿