陸前高田市の「奇跡の一本松」が切り倒されたのは今月12日だったか。
ちょっとタイムリーと言い難いけど、日本で一番注目されている植物のことなので触れておこうと思う。
言うまでもなく、津波にあったものの流されることなく、7万本のマツの中でたった一本だけが残った。
この松に人々は自分たちの希望も重ねていたのだろう。
しかし、改めて「塩」がいかに植物にとってダメージがあるかということが知れる一件でもあった。
みるみる茶色く枯れ込んでしまった様子をテレビで見てそう思った。
このマツをモニュメントとして保存する作業が行われている。
3つに切り離されて、防腐処理を施して、元あった場所に戻すプロジェクト。
この費用がナント1億円を超えるようなことをどこかで聞いた。
この費用について賛否両論あるのだそうだけど、それはそうだろうなぁ。
マツを一本保存するには随分お高い感じもする。
きれい事をいうつもりもないし、かといって誤解もして頂きたくないが、個人的にはモニュメントのような形として残すことはそれなりに意味はあると思うが、もっと大切なのは人々の心のなかに常に留め置いて風化させないというころではないかと思っている。
いくら素晴らしいモニュメントを作っても人々の心に残らなければ意味はないし、形が残らなくても心に残っていることのほうがもっと重要ではないかと思うんだけど。
お金の使い道、お金の行き渡り方などにも色んな問題があるようではあるけど、本当に必要なところに、本当に必要な人のところに届くのであれば、そちらの方が良いのではないかという気もする。
張本人のマツはなんて言うのかなぁ・・・?
2 件のコメント:
なんともいえませんが、学生時代によく潮干狩りとかいった場所なんですよね..あの松並木が根こそぎなくなるって...今回のこともそうですが、風化させてはいけませんね。
ぴーさん
コメント有難うございます。
人間とは忘れる生き物なんですよね。
忘れてしまいたい記憶もあれば、なんとしても留めておかねばならない記憶もある、という難しさ。
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