英国にて。
ガーデンデザインの先生の家に泊めていただいた夜。
夕御飯をご馳走になった。
お肉はどうもNGであるという奥様がフィッシュケーキという魚料理を作ってくれて、旦那である先生は 「さぁ、サラダでも作ろうか!」 といって、やおら包丁を持って庭に飛び出した。
何をするのかと思って彼の後を追ったらば、庭の中の菜園を中心にバサッ、バサッとかなり大雑把に葉っぱを切り取っている。
レタス、ミント、オレガノ、トマト、チャイブなど。
片手が葉っぱなどで一杯になると家のキッチンに戻ってきて、ボウルを使って水洗いして、水切りを適当にしたのち、ドレッシングをササッと振りかけてサラダの出来上がりだった。
これがいわゆるホンモノのガーデンサラダってやつだろう。
正直なところはレタスがどういう訳か、ちょっとだけ苦かったけども、採れたて新鮮ってのを目の当たりにしたこともあって、大変おいしゅうございました。
庭と人間の付き合い方って色々あるとは思うけど、菜園があると俄然庭の実用性というものが違ってくる。
眺めてナンボの庭よりは使ってナンボの庭のほうが有難いわけである。
庭と英国人の付き合い方を考えるうえでかなり参考になる出来事だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿