2012年2月15日水曜日

ヨークという町


今日は魅力あふれる街、ヨークをご紹介しようと思う。

ヨークはヨークシャー州にある中世の趣を今もそのまま伝える魅力あふれる町である。

ロンドンから列車でざっと3時間くらいだったろうか。
いわば北イングランドの顔のひとつである。


街の周囲を城壁が取り囲んでいて、その城壁のなかにカワイイ町が収まっている。


町のアイコンはなんといってもヨーク大聖堂。

英国はもちろん北ヨーロッパのなかでも最も規模の大きいゴシック建築寺院であるといわれている。

中には気軽に入れるし、ときによって聖歌隊が練習していたりするのを聴くこともできる。
もう天使の歌声っていうんでしょうかね、あまりの清々しさに言葉もなくなって神妙な気分になる。

有料ではあるが、大聖堂の屋上へも登ることができる。
抜群の眺望で、ヨークシャーのなだらなか地形をはるかむこうまで眺めることができる。


町のいたるところに歴史的な建造物がある。
丘の上にそびえるのはクリフォードタワー(Clifford's Tower)。


朽ち果てた昔の修道院(St Mary's Abbey Church Ruins)もたたずんでいる。



町の中心部をウーズ川(River Ouse)が流れる。

遊覧船や小型ボートで遊ぶこともできる。

歴史ある建造物、そしてそこに川が流れるっていうのは、ケンブリッジしかり、オックスフォードしかり、バースしかり、いわずもがなロンドン、文明・文化と川は深い関係があるのだと分かる。


ヨーク駅もなかなか立派で、このままヨークで降りずに北に進めばエジンバラまで行くこともできる。
そして駅から割と近くに鉄道博物館があるのだけど、ここのスケールは鉄道ファンならずともうなってしまうくらいスゴイ。


気の利いたパブもあるし、この前書いた北イングランドを代表するティールームであるBettysも町のド真ん中にある。


パブも名店が多い。
ハンギングバスケットをあしらった洒落っ気のあるパブもたくさんある。


ヨークを訪れた誰もが訪れるのはシャンブル(Shambles)という小道。

なんてことのない小道と言ってしまえばそれまでだが、中世の雰囲気そのままの石畳の小道を歩くと、中世にタイムスリップしたような気分になる。

ちょっと町をはずれて散策するのも楽しい。
ここは北イングランド。

町の様子もロンドンのような大都会とは異なり、どことなく哀愁が漂っている。


リトルダンサー(Billy Elliot)、もしくはフルモンティ(The Full Monty)を観たことがあるだろうか。
いずれもヨークではないけど、北イングランドのお話だ。

どこか悲哀に満ちているが素朴で良いお話だ。

まさにそんな北イングランドそのものに触れることができるのがヨークという町だと思う。

人は優しい、食べてよし、飲んでよし、歩いてよし、の魅力あふれる町なのだ。

ヨーク良いとこ一度はおいで・・・
自信をもってオススメしちゃうなぁ。













2 件のコメント:

中山 さんのコメント...

英国から学ぶガーデニングのヒントを受講している中山です。ブログ楽しく拝見しました。チェルシーツアーの事を皆さんに話しましたところ四名くらいの方がパンフレットを取り寄せてみると言ってました。
私を含め何人かは参加するかもしれません。

花咲ジジイ さんのコメント...

中山さん

コメント有難うございます。
いろいろとお気遣い有難うございます。

あまりご無理のない範囲でお考え頂ければ幸いです。

何かご質問などありましたらご遠慮なくお尋ねください。