これまでも街路樹についていろいろと書いてきた。
この前見かけたのはこんな張り紙だった。
樹木撤去のお知らせ
この樹木は大きく成長しており、街路樹の健全な生育を妨げています。
事故などを未然に防ぎ、交通の安全を確保するため、この樹木を管理されている方は剪定または撤去などの処理をお願いします。
処理されない場合は近日中に撤去いたしますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
確かに植え込み地の中にはアジサイ、カエデ、そして大株のショウガのようなものが育っている。
一体どれが本来の街路樹なんだかハッキリしない。
でも植え込み地の空いたスペースに近所の人が植物を植えていって、それがどんどん大きくなって抜き差しならなくなったということなのであろう。
ショウガっぽいやつは、背丈が2メートル以上もある。
確かに見通しが悪いといえば悪い。
街に緑が増えるのは良いことだと思う。
でも無秩序に増えるのも考え物なんだろう。
勝手に増えてしまったものを、こうやって張り紙をして告知して伐採するというのは、事前調査もしたうえでのこと。
当然そこに人件費も発生するだろう。
「無駄な緑」とは言う表現はどうかと思うが、欲されない緑というのもなかなかの困り者なんだろう。
最近は勝手にこういう緑を植えられないように、透水性のある固まる砂を街路樹の植え込みに敷くケースも多い。
カチカチに固まった砂はまるでコンクリートのようで、それを掘って何かを植えることができなくなっているのだ。
もっともこの砂を使う目的の一番は雑草防止なんだと思うけど、確かに勝手に何かを植える抑止にはなっているかもしれない。
でも、良いじゃないの、ちょっとくらい植えてもサ、という気持ちもないわけでもない。
程度の問題と、植えた人は責任をもって管理することが前提でやれれば。
それが民度の高い、オトナの社会ってものではないだろうか。
なんてね。
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