旅のお知らせ、通常ブログ・・・押したり引いたり、行ったり来たり、寄せては返ししておりますが、今日はちゃんと植物の話。
今日は2月28日。
通常であれば2月は今日までだが、今年はうるう年ということでもう一日オマケがある。
最近は迫りくる確定申告の期限にハラハラしながら、こなさねばならない日々の仕事とのハザマであっぷあっぷしている。
この一日のオマケは有難い。
確定申告といえば、昨年はようやく仕上げた申告書を持って提出するために電車を待っているところで、あの大地震にあった。
・・・あれから一年経とうとしているのか。
激動の一年だった。
季節も着実に春へと向かっていると言いたいところだが、明日は東京でも雪が降るというではないか。
ここでも季節が行ったり来たり、寄せてはかえしているようである。
さて抜けるような青空を見ると、木には何かの実がなっている。
これだけ見てなんでしょう?と訪ねたとすると、恐らく「プラタナスなんじゃないの?」という答えが返ってきそうだ。
いい線をついていると思う。
プラタナスは別名スズカケノキといって、木に鈴を掛けたような様子からその名が付いたわけで、今日の写真をみればまさに鈴が枝に掛かっているように見える。
しかし鈴を掛けたような実がなるのは何もスズカケノキだけではないというのは自然界の面白いところである。
正解はモミジバフウ Liquidambar styraciflua というマンサク科の落葉高木だ。
実を近くで見ると確かに球形をしているが、ところどころに穴が開いていて中からすでにタネがこぼれ落ちたことが分かる。
それはそれとして、神様はどうしてこのような形の実を創ったのだろうか。
だって、このモミジバフウの実を良く見て欲しい。
なんともいえない造形美がそこにあると思うのだ。
これだけ棚に置いておいても立派なオブジェになると思う。
実際、こういった思わず唸っちゃうような造形美を持った植物の実をアクリルなどに流し込んだものを販売しているのを見たことがある。
買うとそこそこの値段がするが、拾ってくればタダであります。
散歩ついでに宝探しをすると面白いと思うなぁ。
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