園芸好きな方なら聞いたことがあるだろう、チェルシーフラワーショウ。
1913年にスタートしたこの世界最大規模、さらに伝統と格式にあふれたフラワーショウは全世界から15万7千人もの人々をひきつける。
植物の新品種は言うに及ばず、最新の園芸トレンドがここから発信されていく。
中でも人気が高いのが大小さまざまなショウガーデン。
有名人気ガーデンデザイナーから無名の新人までが腕を競う。
ここから巣立ったガーデンデザイナーも多く、いわばガーデンデザイナーの登竜門となっている。
そんな100年近い歴史を誇るチェシーフラワーショウを花咲ジジイが解説しつつ御一緒します。
ブログをご覧頂いている方はご存知のようにここ数年はチェルシーフラワーショウを見に出掛けて、それなりの攻略法やノウハウなども蓄積してきたつもりだ。
そんなアレコレを惜しみなくご紹介して、フラワーショウを楽しんでもらいたいと思っています。
今年訪れるのは初日メンバーズデー(5月22日)。
メンバーズデーとはいっても多く人が繰り出すので、疲れてしまうとは思うんだ。
でも、ツボをおさえた見学の仕方や、休憩するときの裏技など、ショウをより一層楽しんでいただけるような攻略方法なんかもお伝えするつもりであります。
一番上の写真は2011年の最優秀ガーデンに選ばれたデイリーテレグラフの庭。
コンクリートの大きな柱が何本か置かれて、砂利を使った空間が利いている。
植栽も繊細、かつ全体のスケールも感じられるチェルシーらしい庭。
二番目の写真はゴールドメダルを獲得したローレンペリエガーデン。
「ガーデニング」「芸術」「建築」の融合を狙っている。
奥に見える木でできた東屋はかの隈研吾氏によるもの。
最近のチェルシーの傾向として、環境、自然といった、いわば原点回帰ともとれるものがある。
絢爛豪華なガーデンが一時もてはやされたが、今は田舎の原風景を再現したようなものに人気が集まる。
三番目の写真はウェールズの水辺のコテッジをイメージして作られた庭。
ウェールズの田舎そのもの。こういうのがイギリス人の郷愁を誘うのだろうな。
会場となるロイヤルホスピタルは退役軍人の病院施設の敷地の一部である。
ちょうどテムズ川が流れ、チェルシーブリッジ越しにバタシーの昔の発電所の4本の煙突が見える。
花咲ブログの5月後半(2011年&2010年)あたりを見るとチェルシーを含めた英国旅のことを載せてあるので是非そちらもご参照下さい。
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