都内を自転車で移動していたときのこと。
すっかり枝ばかりに落葉した高木に赤い実がまるでブドウの房のようになっていた。
木の幹肌は明るい茶色で、真っ赤な実とのコントラストがとても印象的だ。
さらに樹高5メートル以上はあると思うのだが、幹周もわりと細くて、全体にヒョロっとしている。
枝の節間が長いことや、幹がわりと細いことから、この木はアッというまに背が伸びる生長の早い木ではないかと想像される。
これはイイギリ Idesia polycarpa というイイギリ科の落葉高木である。
イイギリ科ってあまり聞かないよなぁ。
調べてみると他にはクスドイケ、トゲイヌツゲなんかがあるっていうんだけど、まったくイメージが沸かない。
だいたいイイギリの属名が Idesia なのに、イイギリ科は IDESIACEAE ではなくて、FLACOURTIACEAE だというのもややこしい。
理屈はおいておいて、赤い実がキレイだからいいんじゃないの、という寛大な気持ちで再びペダルをこぎだした。
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