今回の旅を企画、主催しているのは英王立園芸協会日本支部(RHSJ)であるが、その大元となっているのは本国にある英王立園芸協会(RHS)である。
エリザベス女王が総裁となって世界に37万人の会員がいるとされている、園芸を愛する人たちの集まりである。
先だってご紹介したチェルシーフラワーショウもRHSの主催である。
RHSは英国内に4つのガーデンをもっている。
一番有名なのはウィズリー(Wisley)でロンドン南西のはずれにある。
他にデヴォンのローズムーア(Rosemoor)、エセックスのハイドホール(Hyde Hall)、そして北ヨークシャーのハーロウカー(Harlow Carr)。
どれもなかなかの名園だ。
今回はヨークシャーを訪れるのでハーロウカーにも足を運ぶ。
ハーロウカーはもともとはNorthern Horticultural Society(北部園芸協会?)の運営であったが、2001年にRHSと合併して今の姿となった。
のどかな田園地帯だけに、森が生茂り、王室の狩猟地でもあった。
湧き水も沸いたりして、自然が豊かな地にこのガーデンはある。
広さはざっと27.5ヘクタール。
・・・とにかく広い、と。
季節ごとに花が咲き移るので、だいたいどの季節に訪れても楽しい。
冬はダメなんじゃないか?
そんなことはない。
冬は冬でウインターガーデンといって、冬ならではの植物の見せ方があるのだ。
作り込んだ庭園というよりは、自然の景観を生かしたガーデンなので、散策するつもりでブラブラ歩くのが良い。
濃い緑が目に優しいし、田舎ってこともあって心なしか空気もウマイ。
晴れていようが、雨が降っていようが、足元は濡れないような靴を履いていくことをオススメする。
晴れていても朝露などで、芝の上などはかなり湿っているものだ。
僕が履いているのはこのブログのページ最後にいつも載せているビーンブーツ。
こういう感じの靴がとても重宝する。
僕が一番最初に訪れたのは2000年頃だったが、今はRHSによって改装がなされて、かなりソフィスティケイトされたガーデンになっている。
北ヨークシャー屈指の人気ティールーム Bettys も併設されているのには驚いた。
のんびり美味しい紅茶を飲んで休憩もできるってわけだ。
RHSの庭でウィズリーはロンドンから近いということもあって行ったことがある人は多いと思うが、ロンドンから一番遠いRHSのガーデンにはなかなか足が向かないのは事実。
今回はあまり知られていないRHSの秘宝を見ていただくチャンスではないかと思う。
2 件のコメント:
花咲様にリードされながらの、チェルシーフラワーショー見学や庭園めぐりのツアー企画を伺って、英国に住む私も胸がワクワクする思いです。
メンバーズデーの初日にショー見学を企画出来るとはさすがRHSJの主催ならではと、感心致しております。
ハーロウカーの庭園は私も一度訪ねました。
HarrogateでNAFASショーに参加した時でしたが、友人の勧めで市内のBettysにアフターヌーンティーに参りましたら、何と道路沿いに長蛇の列、人気の凄さにも驚きました。
結局並ぶのは諦めたのですが、翌日ハ-ロウカーに参りましたら、同じBettysのティールームが有り、そちらでゆったりとエンジョイできたというわけでした。
企画の大成功を確信するものです。
はなあかりさん
コメント有難うございます。
英国在住・・・ はなあかりさんのブログ拝見したことがあります。
写真を拝見するに英国の香りが漂ってきて良いなぁと思っていました。
BettysはYork市内にもありますが、そこも常に大行列です。
そういう意味ではハーローカーのBettysは穴場かもしれませんね。
いつかどこかでお目に掛かれることを楽しみにしております。
ホットな現地情報なども是非教えて下さいね。
コメントを投稿