今更なんなんだが、植物の再生力ってのはスゴイものである。
人間は指を切られたらそれでオシマイ、再びそこから指が生えてくるなんてことはない。
しかし植物たちは、切られた枝そのものは再生しないながらも、その傷をふさいで、その近辺から新たな枝を伸ばそうとする。
この前、ヤマモモという常緑樹をジッと見ていたら気付いたことがあった。
そのヤマモモの枝は何かしらの理由でノコギリなどによって切り落とされていたのだが、切り落とされた枝の周辺に限って若い芽が沢山吹いていたのである。
他の切り落とされていない枝にはそういった新たな芽を見つけることはできない。
明らかに切り落とされた枝を修復、再生しようという意図が見えてくるのだ。
これはどういう仕組みによるものなのかは、良く分からないが一説によるとホルモンの影響によると聞いたことがある。
枝を切り落とされるとその周辺に特殊なホルモンが作り出されて新たな芽吹きを促すのだと聞いたような気がする。
確かな話ではないが。
思えば植物の再生力というのはスゴイ。
挿し木なんてのも、若い芽を切ってそれを土に挿しておけば、根が付いて新たな植物体が育つということだ。
人間に置き換えて考えてみると、僕の人差し指を切って土に挿しておいたら、もう一人の僕ができるか?っていうとそんなことはありえないわけで、生命力の不思議を感じずにはいられない。
4 件のコメント:
例えば指1本で良いのに2本生えたら人間は困るわけですけど、植物の再生は自分達で「ここに5本、こっちに3本」とかコントロールしてるんでしょうか。
行き当たりばったり風任せなんでしょうかね。
アルさん
コメント有難うございます。
正直、よく分かりませんが、でも「バックアップ」として予め多めに球を打つというのはあると思います。
種なんかもそうですが、全部が発芽して全部が苗になることはもともと考えておらず、何かに食べられたり、踏み潰されたりして、色んな競争局面を乗り越えて淘汰されて残る数を考えているのだと思います。
再生も途中でダメになってしまうものを考えてちょっと多めに芽を吹くのではないでしょうか。
以上、すべて私見ですので悪しからず。
これを利用して植栽の形を良く作りますよねwやりすぎてからすこともありますが...
ぴーさん。
コメント有難うございます。
「利用」ならいいですが、とりあえず「サッパリ」ということでやられてしまうケースが多いのも事実。
植物たちの静かなる反抗という気もしますね。
コメントを投稿