2011年11月4日金曜日

根っこ


とある個人邸のお庭にて。

その庭には、いろんな雑草たちがスクスクと育っていた。

手でとれるものは手で取り除く。

しかし注意しなければならないのは、ものによっては根っこのホンの小さなひとかけらからも我が身を再生しようという奴らが多いことだ。
タンポポ、カタバミ、ドクダミ、スギナ、ヒルガオなど、地上の葉や茎の部分を取り除いても根っこが残っていれば、またそこから再生する。

なので完璧に取り除くことは困難ながら、極力根っこを掘り上げるようにしなければならない。
その庭にあったのはアカメガシワだった。
(他にも沢山あったけど)

アカメガシワは以前花咲ブログでも書いたことがあるけど、道路のアスファルトの隙間などでもシッカリ育つツワモノである。

このアカメガシワがすっかり生長して立派な木になりかけていたのだった。

そこでスコップを手にエッサエッサと根の周りを慎重に掘って、なるべく一網打尽にしようと試みた。


根に沿ってスコップをあてて掘っていくのだけど、その根の広がりに驚かされる。
脇に置いたスコップと比べればその大きさが分かるだろう。

地上に見える葉っぱは僅かなのに、ご覧のとおり根は四方に広がっている。
さらに太い根が一本、垂直方向に地球の中心に向かって伸びているのだ。

道理でこいつらは強いわけだ。

日照りが続いて水不足になろうとも、広く深く土中から水分を搾取することができる。
植物同士は水、養分、日光など争っているわけで、アカメガシワは余裕で他の貧弱な植物たちを凌駕することができる。

掘り上げるったって重機でも使わないことには完全に掘り上げるのは難しい。
そこそこ掘ったところで、根を切断して「よし」とした。

植物たちのタフさに改めて敬服した次第。
かなり腰にきたなぁ。
イテテテ




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