この前、新聞に興味深いタイトルがついていた。
『エチゼンクラゲの緑化技術 韓国が触手』
なんだ?エチゼンクラゲの緑化技術って??
まさかエチゼンクラゲがスコップを持ってエッサエッサと花の苗を植えたりするわけでもあるまい。
記事を読んでその意味が分かった。
エチゼンクラゲは最近大量発生して猟師さんの網を破ったりする厄介者らしいのだけど、エチゼンクラゲを乾かして粉砕したものを撒いて植物を育てるとスクスクと生長したのだそうだ。
クラゲには窒素とリンという植物たちが育つために必要な栄養素を含んでいるということと、コラーゲンによって保水効果があるからということらしい。
クラゲのカラダのほとんどは水であることは良く知られているが、クラゲの粉が土に混ざることで土の保水力を高めることになるというわけなんだそうだ。
コラーゲンは何も女性だけの味方ではないということなのだ。
これによって、従来乾燥が厳しくて植物の生育に適さなかったような場所でも緑化が可能となるのだそうだ。
しかも窒素とリンも含んでいるってんだから、まさに理想の素材であるといえる。
タイトルの後半部分 「韓国が触手」 というのは、
この技術はまだ研究段階なのだけど、研究に対して資金面で支援してくれる先が日本にはなくて、もっぱら韓国企業が主体となって研究が進んでいるのだという。
何やら有益な研究のようなので、外国企業ではなくて日本企業がこういうことに積極的に投資して欲しいなと願わずにはいられないなぁ。
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