土を掘り返していると色んなものと出会える。
雑草の根、不思議な色の石、ミミズ、ガラとよばれるようなガラクタなどなど。
最近良く見掛けるのがこのコガネムシの幼虫である。
男の子であれば一度は胸ときめかすものだと思う。
もっと胸がときめくのはカブトムシなんだろうが、カブトムシの幼虫はこんなもんではない。
もっともっと太くて大きい。
この一見かわいらしいコガネムシの幼虫が大問題を引き起こしているのである。
「ウチの××の木の調子が悪いんですが・・・」という相談を受けたとして、根に問題があるケースが多い。
根詰まりだったり、水はけが悪かったり、土が踏圧されてガチガチに締まっていたり。
そして原因の上位にくるのが、このコガネムシの幼虫による、根の食害である場合が多いのだ。
ええっこんなに小さいのにですか?
そりゃ一匹は小さいかもしれないが、やつらは最近温暖化、異常気象の影響もあって大発生しているのだ。
厄介なことに土の中のことなので、彼らの実数を把握することは難しいし、どの程度の活動をしているのかも分からない。
樹木などが具合が悪くなってはじめてコガネムシの存在を疑うわけで、それでは TOO LATE なのだ。
ベランダのプランターを入替えようとして、プランターを逆さにして土を全部出してみると、出てくるわ出てくるわゾロゾロとコガネムシの幼虫がごっそりと出てくるなんて経験のある人もいるだろう。
幼虫は根を食い荒らし、成虫は葉や花を食べたりする。
成虫よりも幼虫のほうが引き起こす問題は深刻だ。
温暖化も彼らが増えた要因だろうが、コガネムシなどを採って遊んだりする子供が減ったってこともコガネムシの天敵が減ったといういうことにもなって多少影響しているかもしれない。
子供たちよ、オウチでゲームをしている場合ではない、外で元気に遊ぼうよ。
2 件のコメント:
こいつら多いですよね...釣具屋にえさで卸せるくらい出てくることもあるってww
ホラーですね。
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