11月。
今年も残すところ2ヶ月を切った。
暮れとなると年末の大掃除を皆がするように、年内の垢を落として気分良く新年を迎えたいというのはどうらやら一般的な心理のようである。
よって暮れの植木屋さんはほぼ無休で働かざるを得ない。
まさに書き入れ時ってやつである。
植木屋仕事は大好きだ。
部屋を片付けたり、トイレ掃除をしたり、キレイにすることが基本的に好きなので、手入れをしすることでお庭がキレイになるのは胸がすく思いがするのだ。
なんちゅーか充実感というか達成感というか。
加えて心地よい疲労感もあるし、休憩時間に無駄話をするのも楽しい。
今日は久し振りにお庭の手入れに出掛けた。
一日の仕事を終えてラーメン屋で餃子をつまみつつ、ビールを飲んでいてフト自分の手を見てみた。
汚い手だ。
これでも洗ったのだけど、ちゃんとキレイにしようと思ったらばお風呂に入って爪ブラシでゴシゴシやらないとダメだ。
でも良いの、良いの、これで。
This is what I am.
最近は現場の仕事が減ってしまって、自分の手を見てみるとスッカリとキレイでスベスベの手に成り下がってしまっていた。
英国ではこのスベスベの綺麗な手のことを soft hand とちょっと軽蔑した感じで言っていた。
じゃぁその逆は hard hand かと言うと、そんな表現は聞いたことがない。
確かそういうときは practical hand と言っていたような気がする。
人は第一印象が大切だと言うが、僕は結構相手の手を見る。
手は年齢がごまかせないし、その人の職業や生活ぶりなどを如実に映す鏡のようだ。
男は背中で語る・・・、なんていうのも聞いたことがあるけど、むしろ手は口ほどにモノを言うような気がしてならない。
ともあれ、お天道様の下で汗を流す。
気持ち良いこと、この上なし。
2 件のコメント:
設計になって1年。
最近暇を見ては現場に出て、数十歳年上の職人さん達とお話ししたり、お手伝いしてます。
先日はモルタルで石積み花壇を作りました。
手は荒れて靴下の中まで土が入り、腰はガチガチでしたが、それすらも誇らしいくらい。
ホント、現場は楽しいですね。
おお、そうなんですか。
現場に出られているとのこと、良いですね。
green finger ならぬ practical hand を目指して頑張って下さい!
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