黄色い雨 . 今、最大の心配事といえば福島の原子力発電所の問題ではないだろうか。 知らされていることが真実とどの程度乖離があるのかも定かではないし、放射能物質の我々の健康に対する影響も正直言ってよくわからない。 いろんな情報が乱れ飛んでいて、どれを信じて良いのか分からない。 . そんな中、最近 黄色い雨 が降ったのだという。 地面に落ちて乾いた雨のあとが黄色くなっていて これは放射能物質なのではっ!?? と心配になって気象庁に問い合わせが殺到したのだという。 . 結果としては、それはスギの花粉で、雨に混じって降ったものとの思われる。 確かに雨どいや、排水口の近くなどは黄色くなっていた。 . よかったね、花粉で なんてことは言えない。 だって花粉症の人にとってはスギ花粉がこれほどまでに大気中を浮遊しているということは脅威である。 だから呼吸するときに吸い込んで花粉症になってしまうのだ。 . スギはいうまでもなく風媒花という類の花を咲かせる。 これは花粉の媒介を風に委ねるタイプのものを指す。 風で遠くまで飛ばすので、花粉は大変小さくて軽い。 . 雄しべの花粉を雌しべに届けるのを風などという不確定要素に委ねるので普通に考えれば確率はエラく低い。 その低い確率を上げる工夫が 花粉を沢山飛ばす ということである。 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的発想である。 . だから地面が黄色くなるほどの花粉が雨とともに地面に降ってくるのである。 . 花粉症は英語では hay fever という。 直訳すれば草による熱となろうか。 イネ科やブタクサなどの草類の花粉が飛んでイギリスでも花粉症に悩む人は多い。 . イギリスの新聞 The Telegraph を読んでいたら面白い記事があった。 花粉症を引き起こす花粉の写真を紹介しているのだ。 花粉はとても小さいので普通のカメラではキチンと撮れない。 顕微鏡などを使って初めてその姿がわかる。 . 花粉の姿は複雑でそれぞれ特徴があって、そして美しい。 造形的な美しさがある。 その写真をいくつか紹介しているので是非クリックして見て欲しい。 . 著作権の問題もあって直接花咲ブログに載せられないのは残念だが、もし英語が分からなくても花粉の不思議な姿をカチカチとクリックしながら見てみるだけでも面白いよ。 . こんなものがこの空気中に漂っているってんだからスゴイよね。 . . 今日の記事は読みにくくて申し訳ない。改行、段落変えなどいくら試しても、全部詰められて表示されてしまう。 このブログはときどき書き手の意思を無視して暴走するので困ったものである。
1 件のコメント:
オレンジ色の突起がなにかすごい気になる..
こんなやつのために毎年悩まされているんですなww
コメントを投稿