2011年3月6日日曜日

ガーベラ分解
    

花のあるライフスタイルの提言、小さなシアワセ運動を局地的に展開中ではあるが、
活けたばかりの一輪のガーベラを分解してしまった。
   
ひどいことする! と怒らないでいただきたい。
実は近々あるところで植物のしくみについて話す機会があるのだけど、そのための予行練習というか、確認のために一抹の後ろめたさはあったけど、エイヤっ と分解したのだ。
   
ガーベラはキク科であり、その特徴として頭状花序といって小さな花が集まってガーベラの花の姿をつくり出している。
    

まずガーベラを半分に切って断面を見れば小さな花たちがきちんと整列しているのが分かる。
  
さらにそれらには2つの種類があることに気付くだろう。
    

ひとつはガーベラの花びらの部分。
これを舌状花といっている。
こんなに小さいのに、花びら雄しべ雌しべ、そしてガクがある。
ガクは冠毛といって、このフワフワした毛の部分である。
   
タンポポもキク科だけど、キク科は実が熟するとこのフワフワの冠毛でもって飛んでいくのが特徴である。
    

もうひとつの種類がガーベラの花の中心の部分。
これを筒状花という。
もっと筒状のハッキリしたものを期待していたのだが、これは小さいな舌状花のようでもあり、なんとも微妙だ。
   
ねっ、理屈どおりにはなっていないでしょ。
だから事前に自分で試してみることが大切なんである。
   
折角買ってきた一輪の花をバラしてしまった。
家人からも まだ咲いていたのに分解しちゃったの? とすこぶる評判が悪かった。
早速明日にでも新しいガーベラを買ってきて活けようと思う。
   
水をこまめに取り替えてやると長持ちするなぁ、とごく当たり前のことをこの2日くらいで実感した。
一輪挿しの水の入替えだったら簡単にできる。
やはり敷居は低ければ低いほうが良い。
このあたりも 小さなシアワセ運動 普及の鍵である気がした。
  

   



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