雪吊り
一昨日は思いがけず春の雪が降った。
東京でも年に何回かは雪を見るようになった。
雪と植物の関係というのも色々あるが、細かにそれらに言及するスペースもないし、ちょっと退屈なのでひとつだけ。
金沢兼六園で有名なのが 雪吊り というもの。
松の枝が雪の重みで折れないように雪が付くのを防ぐ意味と、付いた雪の重みで枝が折れないように支える意味があると思われる。
上の写真は東京都内の公園(!)の雪吊りである。
東京では雪吊りが必要なほどの積雪はないのだけど、日本庭園の雰囲気を盛り上げるアイティムとして活用されているように思われる。
話はそれるが、こんな立派な雪吊りが普通の公園で見られるというのも、東京の公園の底力という気がする。
ちょっとした名園と遜色ない。
水面に写る雪吊りというのもなかなか趣があってヨロシイ。
閑話休題。
雪吊りはその本来の機能に加えて日本庭園の冬の風情を醸すためにも作られるということである。
街を散歩していたらこんなカワイイ(?)雪吊りを見かけた。
都内の一般的な住宅。
門を入ってすぐの狭いスペースに、マキが植わっている。
そのマキに雪吊りが施されているのだ。
ちょっとスケールが小さくて、雪吊り本来の威厳のようなものは感じられないが、それでもなんとか日本庭園風の演出をするのに一役買っているのだろう。
家のひとからすれば、折角作ったんだから雪が降らないかなぁ と思っていたに違いない。
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