ここは文京区東京大学前。
学校関連のニュースとして各校で卒業式、入学式が自粛、もしくは縮小されているということを聞く。
頑張って受験戦争を勝ち抜いた人、頑張って学業を修めた人が節目としてのセレモニーを迎えられないというのは何とも気の毒な気がする。
東大前の本郷通りを自転車で駆け抜けたときに ンっ?! と思ってブレーキをかけた。
通り沿いにある木々が、随分デカクないか?と思ったのである。
普通こういう場合、ケヤキだったりイチョウだったりするけど、いずれも落葉樹。
この大きな木々は葉っぱがワサワサと茂っている。
これはクスノキだ。
樹高は20メートル以上ある。
大きなクスノキといってスグに思い出すのは以前花咲ブログで書いた明治神宮のご神木となっているクスノキ。
あれは樹高もさることながら、幅も含めて全体的に大きなクスノキだ。
これは背は高いながらも、一方で道路に面し、一方で建物に面しているので、かなり窮屈な場所で頑張っている。
根をどこにおろしているかといえば、東京大学の敷地内なので、所有・管理は東京大学の管轄なのだろう。
これだけ大きなクスノキが整列しているのはなかなか珍しいと思う。
それにしても、木というのは伊達に何十年、何百年と生きているわけではない。
そばに寄ればとてつもない生命のエネルギーをひしひしと感じる。
元気がなくなったら大木に抱きつくというのはあながち悪いアイディアではないと思うな。
実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年3月21日月曜日
背高ノッポのクスノキ
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